ロシアの乗船・点検容認 「見学」名目で覚書 北方四島安全操業
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北方四島周辺水域で行われている安全操業で、
日本漁船に対するロシア国境警備局による乗船や漁獲点検などの行為を、
「見学」として日本側が今年の操業から認めていたことが13日、分かった。
日ロ双方の主権問題に触れない形で行われてきた安全操業で、
日本側が認められないと主張してきた臨検を事実上容認したことになると地元漁業者は反発している。
 
■漁業者「臨検」と反発
見学の実施については、北海道水産会(札幌)とロシア漁業庁やロシア国境警備局が昨年11月、
モスクワで行われた今年の具体的な操業条件を協議する民間交渉で覚書を交わした。
 
北海道水産会によると、従来も、ロシア側が事前連絡した上で日本漁船の水揚げ作業を見て、
魚種や書類などを根室管内羅臼町の漁港で点検する仕組みがあった。
昨年の交渉でロシア側から、これを海上でも実施したいとの強い申し入れがあり、
操業に支障を来さないとの条件付きで見学の実施に合意した。
 
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(01/14 07:18)
 
★ ソースは、北海道新聞 [日本] とか。
ttps://www.hokkaido-np.co.jp/article/266605