悪化の一途をたどる日韓関係、韓国では「ルビコン川を渡った」との表現まで登場


2019年1月24日、歴史問題やレーダー照射問題により悪化の一途をたどる日韓関係について、韓国では「ルビコン川を渡った」との表現まで登場している。

韓国国防部は23日、「日本の海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の艦艇に近接威嚇飛行を行った」と発表し「強く糾弾する」と述べた。
同部は昨年12月に起きた韓国艦艇による日本哨戒機へのレーダー照射問題でも「日本が低空で威嚇飛行した」として日本に謝罪を求めていた。

日韓の間で政治的・軍事的緊張が高まる中、河野太郎外相は23日、訪問先のスイス・ダボスで康京花(カン・ギョンファ)外相と会談した。
会談では、日本企業に韓国人元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁の判決やレーダー照射問題について話し合われたという。

韓国メディア・シングルリストによると、こうした「危機的状況」が続く中、韓国では一部のメディアや専門家から、
日韓関係をめぐり「ルビコン川を渡った」との表現まで登場している。

これは「すでに取り返しのつかないもの」を指す時に使う表現であり、「日韓間の緊張を大げさに解釈している」と反論の声が上がるなど物議を醸しているという。

24日には韓国日報も、最近の日韓関係について「日韓はルビコン川を渡る直前。歴史・軍事の全てで破裂音」との見出しで報じ、
「慢性化した日韓の対立が軍事衝突の危機にひんするほど深刻になっている」と伝えている。
https://www.recordchina.co.jp/b682179-s0-c10-d0058.html