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▲去年11月13日、防弾少年団の公演が開かれた東京ドーム公演会場前で女子高生ファンたちが「指ハート」を作って防弾少年団を応援している。[聯合ニュース]

日本のある国立大に通う20才女性Aさんは韓国アイドルグループ「防弾少年団」の熱血的ファンだ。彼女は今回の冬休み、一人で韓国旅行に行く計画をたてて予想できない反対にあたった。旅行計画を故郷の家に知らせるとすぐ、なかなか連絡のなかった父親が電話をかけてきて「旅行を取り消しなさい」と言ったという。「韓国は信用できない国だ。一人で旅行してどんな目にあうかもしれない」というのが理由であった。

地方の電子機器企業で技術者として働くAさんの父は以前は家の近所工場で働く韓国人や中国人職員に日本語を教えるボランティア活動をしていたこともある。そのような父から韓国を非難する言葉が出るとは想像もできなかった娘。「いったいどうしたの」と訪ねると父は最近、韓国軍と自衛隊の間に起きた哨戒機レーダー問題に言及した。そして言った。「取り消し費用は出すから旅行に行ってはならない。可能なら韓国人とは深くかかわるな。」

最近、韓国大法院の強制徴用関連判決、哨戒機レーダー葛藤などで韓日関係が悪化する中、日本の家庭内で両親と子供が韓国に対する認識の差で葛藤する場合が増加していると日本時事週刊誌アエラ(AERA)が先月28日付で報じた。これまで韓国に対し好意的か中立的だった中・壮年層の態度が政治的問題に影響を受けて急激に悪化した反面、韓国文化になじむ若者たちの認識変化はそれほど大きくないのが理由だ。

雑誌に紹介された別の20代女性Bさんは1月1日、家族と一緒に食事をして父親と言い争いになった。62才の父がテレビに出る韓国大法院の強制徴用判決ニュースをもって、いきなり「韓国人はいつまで日本に謝罪しろというのか、本当にバカだ」と言い出した。父はまた、安倍晋三総理を批判するテレビ出演者に向かって「あいつは在日韓国人か」と言った。「在日韓国人の何が悪いの?」我慢できずに娘が反論し、父は「あいつらは日本を嫌ってる」と言った。同じ大学に通う韓国人留学生とつきあっている娘は唯一、韓国問題だけに敏感に反応する父親を理解できなかったし、「その話の後、確実にお父さんとの間に感情的な溝ができた」と話した。
(中略:互いの国民に対する感情の調査)

防弾少年団、トゥワイス、化粧法、チーズタッカルビなどの文化を通じて韓国に親密さを持つ世代は歴史や政治問題の影響を比較的受けない。父の反対に背いてこっそり韓国旅行してきたというAさんは「私たちの世代は幼い時からKポップや韓国ドラマを日本音楽やドラマに遅れをとらない一つのエンターテイメントとして楽しんできた」と言う。「韓国と日本はどちらが上でも下でもない対等な国と生まれた時から認識してきました。今の私たちにとって韓国は憧憬の対象です。」

反面、彼らの父母の世代である50代以上の日本人にとって韓国に対する印象は相当部分、過去にとどまっている。韓国留学経験のある、とある新聞記者はアエラとのインタビューで現在の韓日関係を「突然ぞんざいな言葉を使う弟とそれを認めない兄」に例えた。

「1960〜70年代の韓国は経済的にも文化的にも未熟だったし、高度成長を遂げた日本をアジアの先進国として仰ぎ見る存在でした。そのような韓国がサムスンに代表される携帯電話などの家電、Kポップなどの芸能分野で日本と肩を並べたり追い越す存在になったことに(日本の中壮年層の)気分が良くないのです。韓国政府が国際社会で日本と対等な立場で発言することになった事実はより一層不快です。」

このように日本の世代葛藤の主要争点になった韓日関係、果たして改善の道はあるのだろうか。アエラはこの様な混乱のもと両国が今のように自国の正当性だけを主張していては変化を期待しにくいと予想した。引き続き1998年、小渕恵三総理と「韓日パートナーシップ共同宣言」を発表した故金大中(キム・デジュン)大統領の話を引用して両国リーダーの積極的な対応を促した。「奇跡は奇蹟のようにこない。」

イ・ヨンヒ記者

ソース:中央日報(韓国語) 娘はパパこっそりと韓国行った・・・この頃日本「嫌韓世代葛藤「
https://news.joins.com/article/23346851

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世代間・男女間でまったく違う対韓感情/日韓のミレニアル世代は互いを認め合う>
(ネット上に記事無し)