【ソウル=名村隆寛】韓国紙、朝鮮日報は20日、対日関係悪化のため、韓国大統領府が李洙勲(イ・スフン)駐日韓国大使の交代を検討していると報じた。早ければ今月末の人事で交代する可能性があるという。

 同紙によると、後任には趙世暎(チョ・セヨン)国立外交院院長と金顕哲(キム・ヒョンチョル)元大統領府経済補佐官が取り沙汰されている。趙氏は韓国外務省で日本通といわれた人物で、金氏も日本経済の専門家。ただ、同紙は「現在の韓日関係は大使交代で済むことではない。首脳同士の外交で切り開くべきだ」との対日外交消息筋の指摘も紹介した。

李氏は、文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足した2017年10月に着任し、在任1年4カ月。文氏と直結していたが、着任後、韓国では「慰安婦問題や徴用工判決などの確執の渦中で、専門性不足のため役割を果たせていないと評されてきた」(同紙)。

 李氏の交代説について韓国大統領府関係者や韓国外務省は「コメントできない」としている。

https://www.sankei.com/politics/news/190220/plt1902200027-n1.html
産経新聞 2019.2.20 20:36