【ハノイ時事】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が合意に達することができぬまま幕を下ろした第2回米朝首脳会談。正恩氏は会談2日目の28日午前、「私の直感では良い結果が出ると信じている」とトランプ氏に語り、余裕すらうかがわせた。しかし、午後に会場のホテルを後にするときは一転、不機嫌そうな様子を隠さなかった。
 28日午後、会談が行われたホテルを出発し、走り去る専用車では、後部座席に座る正恩氏の「仏頂面」が確認された。午前中、トランプ氏とホテルの中庭を散策しながら見せた柔和な表情とリラックスした雰囲気は消え、非核化やその見返りとなる制裁緩和をめぐる双方の立場に依然大きな隔たりがあることを物語った格好だ。
 中国を経由して専用列車でベトナム入りした26日、正恩氏は対中国境に位置するドンダン駅前で、歓迎する地元の人たちに専用車から手を振る気配りを見せた。だが、事実上物別れに終わり会談会場を後にした際の表情は、ベトナムで高まった好印象を吹き飛ばしてしまった。(2019/02/28-17:06)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2019022801079
時事ドットコム

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不機嫌そうな表情で、米朝首脳会談が行われていたホテルを出る北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)=28日、ハノイ

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