危機のルノーサムスン... 釜山工場リストラ・地域の経済打撃懸念

【ニュースレビュー]

[アンカー]
内需と輸出に伴う不振に悩まされている国内自動車業界に再び悪材料が浮上しました。

ルノー三星自動車労使の賃金団体交渉が交渉決裂したんです。

ルノーサムスン釜山工場の稼働縮小や構造調整、協力会社と地域経済への打撃につながる可能性があるという懸念が出てきます。

パク・ジンヒョン記者の報道です。

[記者]
ルノーサムスン労使が賃金団体協議交渉で合意点を見つけられません。

双方は基本給などの賃上げ、追加人員投入など労組の要求事項や、輸出用車両の後続物量割り当てなど経営環境をめぐり議論しましたが、
ルノー本社が提示した交渉期限(8日)までの妥結に失敗しています。

最大の争点は人材補充の問題でした。

労組は業務強度を減らすために追加人員が必要だという立場でしたが、経営者側はグローバル競争力を維持するために受け入れるのは難しいと対峙しました。

問題は今年9月に終了する日産ローグの委託生産です。

経営者側は今回の賃金団体協議の決裂で後続の生産量配分が容易ではなく、釜山工場の稼動縮小まで心配する必要があると明らかにしました。中略

後続の生産量を割り当てられなければ、現在2交代制の釜山工場は1交代制に減らさなければならない状況。

結局、会社は生産性を確保するために構造調整に乗り出す可能性が大きくなります。

さらに、年間売上高1兆2,000億ウォン、従業員数1万2,000人余りに達するルノーサムスンの
釜山・慶南の協力会社が受ける被害もかなり大きいので、その余波で地域経済が揺れるという懸念も出ています。

聯合ニュースTVパクジンヒョンです。

https://news.naver.com/main/read.nhn?oid=422&;sid1=161&aid=0000364759&mid=shm&mode=LSD&nh=20190309194253