防衛省は、いわゆる「空母」のようにも使えるよう改修することが決まった、海上自衛隊の護衛艦「いずも」の内部を、報道機関に公開した。

「いずも」は、全長248メートルで、9機のヘリコプターを運用できる海上自衛隊最大級の護衛艦。

艦内には、大型トラック50台を載せられる広大な格納庫に加え、手術室・歯科治療室なども備え、災害時の拠点としても活用されている。

防衛省は、2018年、「いずも」を改修して戦闘機の運用ができるようにすることを決めた。

能勢伸之解説委員は、「いずもは、元々航空機としてはヘリコプターだけを運用するよう設計された船でした」と話した。

「いずも」の空母化には、垂直着陸ができる戦闘機「F-35B」が着艦する際に、ジェットエンジンから出る高温の排気を浴びる甲板を耐熱化する必要があるほか、甲板の前部に設置されている対空防御用のシステムの移動や、航空管制室を戦闘機に対応できるようにするといった改修が必要。

防衛省は、2019年度から課題の調査を行い、戦闘機の搭載と運用に向けた準備を進める方針。

https://sp.fnn.jp/posts/00414071CX
FNN PRIME 2019年3月13日 水曜 午後10:18