韓国大統領府高官は17日、事実上決裂したベトナム・ハノイでの米朝首脳再会談後も米朝が「対決状態に戻ることは絶対に望んでいない」との見解を記者団に示した。南北と米国の3首脳間の信頼関係や対話の維持が重要だとも強調した。

 この高官は、北朝鮮の崔善姫外務次官が15日に平壌で開いた記者会見で、核・ミサイル実験停止を続けるかどうかを金正恩朝鮮労働党委員長が「近く決断して発表する」と報じられたことについて、「(金氏が)決断するかもしれないという崔氏の個人的意見だ」と述べ、近日中の発表に懐疑的な見方を示した。

 崔次官は平壌での会見で米国との非核化交渉の中断を警告している。

 韓国大統領府高官は記者団に、南北首脳間の対話も必要だが具体的な計画はないと述べた。(共同)

https://www.sankei.com/world/news/190317/wor1903170018-n1.html
産経新聞 2019.3.17 20:41