東京都文京区の自宅で平成28年8月、妻=当時(38)=を殺害したとして殺人罪に問われ、1審の裁判員裁判で懲役11年の実刑判決を受けた韓国籍で講談社の青年コミック「モーニング」編集部の元編集次長、朴鐘顕(パク・チョンヒョン)被告(43)=休職中=の弁護人は2日、東京地裁の保釈決定を取り消した東京高裁決定を不服として、最高裁に特別抗告した。

 朴被告は公判で「妻は自殺した」として無罪を主張していたが、東京地裁は3月6日の判決で、朴被告が寝室で窒息死させたと認定、懲役11年(求刑懲役15年)を言い渡した。判決を受けて朴被告側は控訴するとともに、地裁に保釈を請求した。

 地裁は3月27日、殺人罪で実刑判決を受けた被告では極めて異例となる保釈を認める決定をし、検察側が東京高裁に抗告。高裁が28日、地裁決定を取り消し、保釈請求を却下していた。


https://www.sankei.com/affairs/news/190402/afr1904020008-n1.html
産経新聞 2019.4.2 11:50