津田梅子の手紙(米国との書簡) 1883(明治 16)年 9 月 30 日付 2.2.2.

1883(明治16)年9月30日の手紙父が帰ってきました。2、3日前に、思ったよりも早く着いたのです。
朝鮮についてとても興味深くおもしろい話をしてくれました。

いくつかの点では、動物の方がこのような汚い朝鮮人よりましだと思いますし、
あるところには本当に野蛮な人びとがいるのです。
彼らは衣服や食料はとてもよいのですが、粗末に不潔につくられているのです。
家は掘っ立て小屋のようだし、妻たちは完全に奴隷か囚人のようです。
寝食や労働のために一つの部屋からでることもせず、下層階級の人びとだけが日中、日光にあたるくらいのものです。
…彼らの習慣は下劣で、何もかもが汚くそして粗野なのです。

…父が私に朝鮮について多くのことを話してくれました。
あなたの記事のために、聞いたことを書いてまとめたいと思います。
きっと、とても関心をもたれると思いますので、書いたら送ります。

ある意味で、世界で最悪の国のように思われます。日本で出会った朝鮮の人たちは、
人間的にも精神的にも日本人の特徴ととても似ていて、善良で知的で頑強な男性に思われたのですが、
どうして人間がそのようになれるのか驚きです。

全文PDF
http://www.caj1971.com/~kyushu/KCS_04_Shimizu.pdf
https://anonymous-post.mobi/archives/6008

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