0001右大臣・大ちゃん之弼 ★ 転載あかん
2019/04/18(木) 18:06:11.67ID:CAP_USER与党・共に民主党は今年1月末に金知事が法廷拘束された際、裁判長に対し「司法壟断(ろうだん、利益を独占すること)の積弊勢力による組織的・報復性の反撃」などと激しく非難した。二審の裁判長に対しても共に民主党は「梁承泰(ヤン・スンテ=元大法院長〈最高裁長官〉)キッズ」などと批判した。ところが共に民主党はこの日、同じ二審の裁判長によって金知事の保釈が認められると、スポークスマンの論評を通じ「裁判所の賢明な判断を尊重する」とコメントした。共に民主党はさらに「裁判所の最終判断が下されるまで、金知事と共に真相解明に全力を上げたい」との考えも示した。共に民主党は先月、李明博(イ・ミョンバク)元大統領の保釈が認められた際には「裁判所の決定は尊重するが、これに対する国民の失望が非常に大きいのも事実」とコメントしていた。一審の裁判長を「積弊」などと批判した与党が、今度は「賢明な判断」と持ち上げたのだ。与党と考え方が近いとされる民主平和党や正義党も「法的な手続きに基づいて下された判断」と高く評価した。
これに対して李明博元大統領の保釈決定に「裁判所の判断を尊重する」とコメントしていた保守系野党・自由韓国党は金知事の保釈決定を批判した。自由韓国党の全希卿(チョン・ヒギョン)スポ−クスマンは「金知事の保釈決定は公正な裁判を放棄するもので、国民に対する司法放棄宣言に等しい」とした上で「文在寅(ムン・ジェイン)政権における司法は『反文有罪』『親文無罪』を憲法よりも重視すべき絶対的な価値と見なしていることが明確になった」として不快感を隠さなかった。
中道系野党・正しい未来党のキム・ジョンファ・スポークスマンも論評で「共犯であるドルイドキングのグループはそのメンバーのほとんどが拘束されているが、金知事だけが保釈されるのは何の意図があるのか」「生きた権力によって守られ、できないことなど何もないパドゥギ(ドルイドキングが金知事のことを言うときに使った隠語、飼い犬に多い名前)と言わざるを得ない」として裁判所の保釈決定を批判した。
この問題で政界や法律に詳しい専門家などからは「公平性に問題がある」との指摘が相次いでいる。条件がほぼ同じにもかかわらず、一方は保釈され一方は保釈が認められないからだ。実際に司法行政権乱用の容疑で身柄を拘束された梁承泰・元大法院長は先月保釈申請を行ったが棄却された。「文化界ブラックリスト問題」で裁判を受けていた金淇春(キム・ギチュン)元大統領府秘書室長も昨年11月、心臓疾患に伴う突然死の危険を理由に保釈を申請したが、これも受け入れられなかった。彼らも長い間捜査や裁判を受けてきたため「逃走や証拠隠滅の恐れがあるとは考えられない」と野党は主張する。自由韓国党のある関係者も「金知事は保釈が認められ、他の関係者が認められないのは不公平だ」と指摘する。李明博元大統領は先月保釈が認められたが、これは拘束から349日も過ぎていた。
かつて裁判長を務めたある弁護士は「裁判所が取るべき方向性が『拘束しない状態での裁判』という大原則は正しい」としながらも「これまで簡単には保釈に応じなかった裁判所の慣例からすると、金知事の保釈は公平性に問題があると言わざるを得ない」と指摘した。実際に昨年全国の裁判所には5590件の保釈申請が行われたが、うち認められたのは1864件(33%)にとどまっている。
共犯のドルイドキングことキム・ドンウォン氏が拘束され、金知事だけが拘束されずに裁判を受けるのも通常の慣例とは懸け離れているという。一審では金知事とドルイドキングは共同正犯と認められたからだ。検察のある幹部は「共犯関係にある被告らの場合、どちらかが拘束されない状態にならないよう配慮するのが普通だ」と指摘した。
朴国熙(パク・ククヒ)記者 , キム・ヒョンウォン記者 , キム・ドンハ記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/18/2019041880044.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/04/18 10:31