「ルノーサムスンのストが長期化すれば、韓国の自動車部品業界の生態系全体が崩壊する恐れがある」

 韓国の自動車部品企業が加盟する韓国自動車産業共同組合は18日、ルノーサムスンのスト長期化問題の解決を求める声明を発表した。ルノーサムスン労働組合は昨年末から過去最長期間に及ぶストを続けている。部品企業の組合の関係者は「ルノーサムスンの1次協力会社およそ180社のうち150社以上が現代・起亜・双竜などほかの完成車メーカーと取引している」として「韓国の自動車産業が危機的状況にある中、ルノーサムスンが発端となって協力会社各社が崩壊したら、自動車部品の供給網全体に影響が出るだろう」と訴えた。韓国国内の自動車生産台数は2016年度にインドに抜かれて世界6位、昨年はメキシコに逆転されて7位に転落した。

 部品企業の組合は声明で「昨年末からのルノーサムスンのストによって、協力会社はすでに数千億ウォン(約数百億円)に達する損失を生んでいる上、頻繁な休業と短縮勤務によって労働者は賃金減少に悩まされ、辞めていく人もいる」として「ほとんどの協力会社は金融機関から新規の与信を制限され、融資期限延長を拒否されて流動性危機に陥っており、中小企業各社は生死の岐路に立たされている」として、ストを早期に収束させるよう訴えた。

柳井(リュ・ジョン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/18/2019041880225.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/04/18 23:06