日本メディア記者「どうしておたくの国の歴代大統領は口汚い反日発言を繰り返すのか。さすがに日本人も怒っていますよ」

在東京韓国大使館員「ちょっと待って。我が国の大統領を非難するのは止めてほしい」

記者「国のトップである政治家の発言や力量を批評するのは当然のことです」

大使館員「では、あなたたちは天皇を批判されて許せますか」

記者「許し難いですね」

大使館員「それと同じこと。日本のトップは天皇、韓国に天皇はいないから大統領がそれに当たる。つまり我が国の大統領が貶(おとし)められることは、あなたたちが天皇を蔑(さげす)まれることと同等なのです。分かりますか?」

ある大手メディアで韓国問題を取材している記者は、在京の韓国大使館員との間でこんなやり取りがあったと明かした上でこう嘆く。

「そもそも、政治家ではない天皇陛下と大統領を比較すること自体がナンセンスですが、必ず疑獄に巻き込まれる韓国の大統領と、我が国の天皇陛下を同列視するのには呆れましたね」

こうした「歪んだ天皇観」が、日韓関係を一層悪化させていることに、果たして韓国の人々は気付いているのだろうか――。

令和への改元を目前に控え、目下、日本は慶賀の空気に包まれているが、そこに水を差すのが「困ったお隣さん」の韓国である。彼らが目下、日本を攻撃する際の格好の「ターゲット」として照準を定めているのが、事もあろうに「天皇」だという……。

「5・1」。この日は、日本にとって極めて重要な一日となる。言わずもがな、平成から令和への改元が行われる日だからである。

現在、天皇皇后両陛下は思い出深い旧正田邸跡地などをおふたりで訪問され、平成の御代を締めくくろうとなさっている。また皇太子殿下と雅子妃殿下は、令和時代に向けて、今まで以上にお心を整えていらっしゃるに違いない。だが韓国は、御代替わりという時代の変わり目こそ「狙い目」と言わんばかりで、

改元を『奇貨』として、皇室と安倍政権の対立を煽ろうとしている論調が目に付きます」(韓国ウォッチャー)

具体的に見てみると、そもそも「令和」というネーミング自体に疑義を呈していて、例えばこんな具合である。

〈「令和」の「和」は日本自体を意味する言葉でもある。(中略)「天皇制」をもとに安倍政権が日本中心のナショナリズムを強化しようとするメッセージを出したのではないかと言われる〉(4月1日付「聯合ニュース」)

〈「和」は、太平洋戦争を引き起こした「昭和」裕仁日王の「和」と同じである。なんだか不吉な予感を拭いきれない〉(4月4日付「京畿日報」)

〈太平洋戦争を起こした裕仁天皇の元号が昭和だったことを考えれば、令和は「日本らしさを命じる」や「昭和時代への回帰を命じる」という意味として受け止めることもできる〉(4月5日付「週刊東亜」)

令和が昭和への回帰を命じているとは、時代錯誤も甚だしいイチャモンにしか思えないが、こうした「令和揶揄」とは裏腹に、

〈今回の日本の新元号制定を機に、韓国政府は賢い対日関係を再び構築しなければならない〉(前掲の「京畿日報」)

と、改元を日韓関係改善の好機として捉えるべきであるとの「前向き」な見解もある。しかし、そこは反日有理の国。その方法およびロジックは、やはり日本人の感情を逆撫でするものと言わざるを得ないのだ。

週刊新潮 2019年4月25日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/04250801/?all=1
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/04250801/?all=1&;page=2
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/04250801/?all=1&;page=3

>>多分続きます。