[アンカー]地球の反対側、ブラジルで韓国の教育や技術を習おうという声が高まっていますが、本来、学生たちが習う教科書にはかなり昔の韓国情報が載っています。30年余り前の通りの写真が掲載されているかと思えば、東海を日本海と表記した教科書が少なくなく、これを正す研究会が発足しました。サンパウロのイ・ジェファン特派員が取材しました。

[レポート]ブラジル、サンパウロ都心の書店の中に置かれた学校教科書です。韓国に関する情報はアジア国家編に掲載されています。しかし、地理と歴史などブラジルの教科書の大部分が韓国に対する古い情報を含んでいることが調査されました。

地理の教科書を広げると、東海が日本海と表記されています。韓国の急速な成長をシンガポールやマレーシア、台湾、香港などと共に「アジアの五匹の虎」に例えました。「アジアの4匹の竜」と呼ばれた30年余り前の表現から始まったと見られます。

ブラジル教科書は出版社別に10種余り、80年代と見られるソウル市内の写真と10年余り前の経済指標が載っていたりもします。これに伴いサンパウロ、韓国総領事館はこのような誤りを探して修正し、韓国の発展した姿を正しく知らせるために研究会を発足しました。

[キム・ハッキュ/駐サンパウロ、韓国総領事:「紹介が少ないだけでなく内容も遅れています。改善する必要性を感じました。」]

特に、教科書の修正はブラジルの教授と学生たちの主導でなされます。

[マルセル/イベメク大学国際関係学教授:「ブラジルを現実的に助けてくれる韓国の発展の姿を習わなければなりません。毎月集まって修正する理由です。」]

研究会は年末まで正した内容をブラジルの報道機関や出版社、学校などに知らせる計画です。

サンパウロからKBSニュース、イ・ジェファンでした。

イ・ジェファン

ソース:KBSニュース(韓国語) ブラジル教科書に「30年前韓国情報」…「年末まで修正」
http://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=4200050