【モスクワ聯合ニュース】韓国国会議員とロシア下院議員でつくる韓ロ議会間のハイレベル協力委員会が28日(現地時間)、モスクワで初会議を開き、韓国と北朝鮮、ロシアの3者協力などを話し合った。

会議の議題は朝鮮半島問題や多国間協力、経済協力、立法支援、文化・教育・人的交流、韓ロ国交樹立30周年(2020年)の記念行事など、多岐にわたった。

文喜相(ムン・ヒサン)韓国国会議長は会議の冒頭、「韓国は地球上のどの国よりも、南北ロ3カ国の円滑な経済的(協力に向けた)活路が開かれることを常に待ち望んでいる」と述べ、「今は『島国』の朝鮮半島だが、平和さえ実現すれば大陸国家につながることができるという夢を持ち、実現へ最善を尽くしている」と強調した。一方で、国際社会の対北朝鮮制裁などを念頭に、現状はなかなか自分たちの思い通りにはならないと述べ、南北ロの関係改善に向けたロシアの積極的な協力を求めた。

 韓ロ議員親善協会の会長を務める与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)議員は会議後、記者団に「ロシアの議員と南北ロの3者経済交流について意見を交わした」と伝えた。ロシア側からは、北朝鮮とともに3者経済交流を本格化させようといった発言があったという。

 一方、文喜相氏は同日、ウォロジン下院議長との会談に続き、ロシアのナンバー3であるマトビエンコ上院議長と会談した。マトビエンコ氏に対し、昨年に韓国と北朝鮮を同時期に訪れ、朝鮮半島に格別の関心を示してくれたとして感謝の意を伝え、「朝鮮半島の平和に向けたロシアの役割を期待する」と述べた。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190529000800882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.05.29 10:19

https://i.imgur.com/I14gpB4.jpg
韓ロ議会間のハイレベル協力委員会が初会議を開いた 向かって奥左がハイレベルな方(国会議長室提供)=28日、モスクワ(聯合ニュース)