静岡県伊豆半島の沖合で不審な船が見つかり、およそ800キロ末端価格で480億円分の覚醒剤が押収されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
国内で1度に押収された覚醒剤としては過去最多で、警視庁などは複数の中国人を逮捕するとともに、国際的な薬物の密売グループが関わっているとみて捜査しています。

3日の夜、静岡県南伊豆町の沖合で不審な船が見つかり、警視庁や海上保安庁などが船の中を調べたところ大量の覚醒剤が見つかりました。
捜査関係者によりますと、押収された覚醒剤はおよそ800キロ、末端価格で480億円分にのぼり、国内で1度に押収された覚醒剤としてはこれまでで最も多いということです。
警視庁は覚醒剤を所持したなどとして、現場にいた中国人ら7人を逮捕しました。
警視庁などは、末端価格が高い日本で売りさばくために香港から密輸したとみて詳しいいきさつを調べるとともに、国際的な薬物の密売グループや暴力団関係者が関わっているとみて捜査しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190605/0030844.html
NHK 2019年06月05日 11時12分