【ソウル聯合ニュース】韓国の与野党3党が24日、国会を正常化することで合意した。

与党「共に民主党」の李仁栄(イ・インヨン)院内代表、最大野党「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表、野党第2党「正しい未来党」の呉晨煥(オ・シンファン)院内代表はこの日国会で非公開の会合を開き、国会正常化を盛り込んだ合意文に署名したことを発表した。

3党はまず公職選挙法改正案、高位公職者犯罪捜査処の設置、検察・警察捜査権調整法などファストトラック(迅速処理案件)に指定された法案について各党の案を総合して議論し、合意精神に基づいて処理することを決めた。

 また政府・与党が推進する6兆7000億ウォン(約6217億円)規模の追加補正予算案は6月の臨時国会で処理するものの、災害に関する予算を優先的に審議することで合意した。 

 国会正常化の最終争点だった経済討論会の開催については、国会議長が主管する円卓会議を開くことで一致した。経済討論会は文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済政策を点検するため自由韓国党が開催を強く求めていた。

 6月の国会会期は20日から7月19日までで、予定通りに本会議を開き、政府が提出した補正予算案についての施政演説が行われる。3月臨時国会の最後の本会議(4月5日)以来80日ぶりの本会議となる。

 3党の院内代表は長期にわたり国会が混乱したことについて謝罪し、今後は懸案の処理に最善を尽くすと強調した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190624003900882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.06.24 17:35

https://i.imgur.com/ivxkB53.jpg
与野党3党は会合を開き、国会正常化で合意した。左から李仁栄氏、なにかやってる国会議長の文喜相(ムン・ヒサン)氏、羅卿ウォン氏、呉晨煥氏=(聯合ニュース)