【ソウル時事】トランプ米大統領が6月30日、板門店で軍事境界線を越え、北朝鮮に足を踏み入れる前、韓国の文在寅大統領に対し、「境界線を越えて行ってはいけないだろうか」と相談していたことが明らかになった。韓国大統領府高官が3日、記者団に語った。

 この高官によれば、トランプ氏は金正恩朝鮮労働党委員長と対面する前、韓国側施設「自由の家」で文氏と共に待っていた際に境界線越えを切り出した。文氏は「(正恩氏と)握手し、手を携えて越えればかまわないだろう」と答えたという。
 韓国高官は「トランプ氏は境界線越えについて、ホワイトハウスの儀典責任者には事前に話しておらず、儀典チームは(文氏に相談した時点では)全く知らなかった」と説明した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019070300889&;g=int
時事ドットコム 2019年07月03日16時36分