昭和14(1939)年に旧満州(現中国東北部)とモンゴルの国境付近で旧日本軍とソ連・モンゴル軍が武力衝突した「ノモンハン事件」から80年を迎え、現場となったモンゴル東部のハルハ河近くにある慰霊碑を7日、日本人研究者や関係者が訪れた。双方の犠牲者を弔う慰霊祭は当初、同日に開く予定だったが、8日に延期された。

 慰霊碑はハルハ河近くの草原に囲まれた集落にあり、京都市の知恩院などが中心となって寄付を集め平成13(2001)年に建てられた。近くにはノモンハン事件について解説する博物館があり、慰霊碑の背後にはソ連軍が陣地を張った高地が連なっている。

 慰霊祭は大阪市のNPO法人「日本モンゴル文化経済交流協会」が主催する。平成13年に始まり、4回目。同協会の佐藤紀子会長(76)は「慰霊碑の老朽化も進んでいる。早く修復して弔わなければならない」と話した。(共同)

https://www.sankei.com/world/news/190707/wor1907070023-n1.html
産経ニュース 2019.7.7 20:48