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▲李洛淵(イ・ナギョン)首相

まさかと思われた強制徴用判決に対する日本の報復の波は予想より速く激しく押し寄せてきた。韓国政府の安易さが決定的だが公認された知日派李洛淵(イ・ナギョン)首相も道義的責任から自由でないと私は信じる。

李首相は韓国政府でほぼ唯一の知日派の実力者だ。東京特派員3年に韓日議員連盟副会長も務めた。一昨年の人事聴聞会時は「知日を超え日本をとても好きな好日ではないか」という指摘も聞いた。実際に彼は2000年からその時まで85回海外出張に行ったが73%の62回が日本行きだった。2011年には日本大使館前の慰安婦少女像の位置と関連し、「議論が必要だ」と日本に肩入れするような発言をして物議をかもした。彼の首相内定のニュースが出ると「知日派首相が出てきた」と日本メディアが歓迎したこともおそらく当然だった。
(中略)

李首相も最初は意欲にあふれていた。自身の指名と関連し、彼は日本の知人に「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が日本を重視するという意味で、『日本との架け橋になれ』ということ」としながら「最善を尽くしたい」と約束したという。就任4カ月後のインタビューでは「天皇が退位前に韓国を訪問することを希望する」という注目すべき意見も出した。

だがそんな彼が強制徴用判決後に舞台から消えた。民間共同委員会を設けるとしたが妙案を出せなかった。日本もこれといった成果がないとさじを投げた。5月に河野太郎外相が「李首相が対策をまとめるものと信じて対応を自制してきたが、彼が『韓国政府ができることは限界がある』と話した。これ以上待つことはできない」と明らかにしたのも彼に対する期待の大きさを見せるものだ。

韓日問題ならば積極的に乗り出していた李首相がなぜこのようになったのか。日本専門家の間では彼が次期大統領選挙の有力候補として議論され変わったという声が出ている。大統領選挙を意識した彼が親日をめぐる論争に巻き込まれるのを避けているという見方だ。奇しくも李首相が大統領選挙候補1位に上った時は大法院の強制徴用判決が下された昨年末ごろだった。

もしかすると誤解かもしれない。反日感情を国内政治に使おうとする勢力に押され李首相が力を出せないのかもしれない。それでも確実なことは、彼が大きな夢を見るほどいまからでも前面に出なければならないという点だ。首相は大統領に続く政権のナンバー2だ。国の危機を目撃しながら自身の能力を腐らせるのは公人の道理ではない。顔色をうかがいながら骨惜しみするのに汲々とした指導者にだれが投票するだろうか。

ナム・ジョンホ/論説委員

ソース:中央日報/中央日報日本語版<【時視各角】日本の報復、李洛淵首相が乗り出せ>
https://japanese.joins.com/article/334/255334.html

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