2019年7月11日、環球時報は、経済分野にまで拡大した日韓両国の対立により、韓国で反日感情が芸能界にまで波及していると報じた。

記事は、韓国紙・朝鮮日報の9日付報道を引用して、韓国のネット上における反日感情の高まりを紹介。
韓国の著名メイクブロガーが7日に日本の化粧品を紹介する動画を掲載したところ批判が噴出し、翌日謝罪する事態になったとした。

また、俳優のイ・シオンが誕生日祝いで日本を旅行した際の写真をSNSに投稿して「炎上」し、
事務所が「日本へは招待を受けて行った」と火消しに乗り出したと伝えている。

さらに、日本ブランドの宣伝キャラクターを務める韓国人タレントにも緊張が走っており、
「反日感情を理由に日本ブランドのオファーを断れば、業界での評判を落とす恐れがあるので慎重にならざるを得ない」
という空気が漂っているとしたほか、韓国のアイドルグループに所属する日本人メンバーに対して韓国のネットユーザーから「出ていけ」
「日本文化の浸透を許すな」などといった非難が寄せられており、TWICEの日本人メンバーMinaが健康上の理由で
一部の活動に参加しないことが発表されたとする韓国メディアの情報を紹介した。

一方で、一部の韓国メディアや韓国の芸能界関係者からは「日本製品のボイコットと日本人タレントの締め出しを同じように扱ってはいけない」
「日本出身のアイドルに罪はない」など、冷静さを求める声も出ていると紹介。

韓国日報は「中韓関係が冷却化して以降、韓流の日本への依存度は絶対的と言える状況になった。
日本では反韓ムードがある中で根強い韓流人気があるが、何らかの制裁を受けることを案じる声が出始めている。

罪のない日本人タレントを安倍晋三首相による政治の犠牲品にしてはならない」との評論を掲載している。
https://www.recordchina.co.jp/b728749-s0-c70-d0135.html