[ソウル 18日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は18日、市場の据え置き予想に反して政策金利を1.75%から1.50%に25ベーシスポイント(bp)引き下げた。利下げは2016年6月以来、3年ぶり。

ロイターが実施した調査では、今月は据え置き、来月の利下げが予想されていた。

輸出規制を巡る日本との対立で、すでに減速している韓国経済の先行き懸念は一段と強まっている。

中銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は0220GMT(日本時間午前11時20分)から記者会見を開き、金利決定における採決結果や新たな経済成長・インフレ見通しを発表する。

金利発表を受け、韓国国債先物KTBc1は上昇、通貨ウォンKRW=は下落。予想より早期の利下げで追加利下げが近い可能性が浮上したが、ソウル株は小幅に下げている。

大信証券の債券アナリスト、コン・ドンラック氏は「きょうの利下げは、もう1度利下げがある可能性が高いことを意味する。11月が有力だ」と指摘。韓国経済を支援するという政策当局間の強いコンセンサスが中銀に迅速な対応を促したとの見方を示した。

李総裁と企画財政相の双方が政策緩和が近いことを示唆したことから、韓国国債市場では目先、1回か2回の利下げが織り込まれていた。

米中貿易摩擦が続く中、第1・四半期が予想に反してマイナス成長となり、インフレ率も予想を下回ったことで、韓国中銀は利下げ圧力にさらされていた。

https://jp.reuters.com/article/south-korea-interest-rate-idJPKCN1UD05N
ロイター 2019年7月18日 / 10:57

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