日韓双方の主張を世界貿易機関(WTO)規定に照らし合わせると、日本の方が有利だと思う。安全保障に関わる措置では、WTOが判断できる範囲は極めて限られているからだ。韓国がWTOに提訴した場合、日本が輸出に個別手続きを求めたことが「輸出制限」に当たると立証し、さらに、この措置は安全保障とは関係がないということを示さねばならない。

 日韓の貿易をめぐる対立が、日米韓同盟にすぐに悪影響を与えるとは思わない。だが、今回の対立は繰り返し浮上する日韓の歴史問題と重なり、米国にも負担になる。中国や北朝鮮という重要問題に、同盟が結束して対応できなくなるからだ。日韓関係が緊張すれば、中国や北朝鮮を利するだけだ。

 一方、米政府は日米韓の3カ国関係の維持を望むが、日韓の「監督」になるつもりはない。仲介役になろうとはしていない。(聞き手 三井美奈)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000610-san-int
7/23(火) 23:57配信 産経記事

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