【ワシントン聯合ニュース】日本政府による韓国向け輸出規制で両国の対立が深まる中、米ワシントンで25日に韓米日3カ国の国会議員代表団が夕食会を行った。

夕食会は韓米日国会議員会議を翌日に控えて米国の代表団が設けたもので、同会議のため訪米した韓国の代表団7人と日本の代表団4人が2時間余り、非公開で食事の席を共にした。

 3カ国の国会議員会議は主に親睦を目的に2003年から毎年2回開催されている会合だが、韓日関係が冷え切っている状況とあり、この日の夕食会は緊張も漂うぎこちないものになった。

 出席者によると、韓国代表団を率いる与党「共に民主党」の丁世均(チョン・セギュン)議員(前国会議長)は席上、「民主主義と市場経済は3カ国が共有する価値。この価値ゆえに3カ国は発展できた」と述べ、日本が市場経済に反する強引な措置を取ったことを遠回しに指摘した。

 ただ、26日の正式な会議を控えた親睦のための歓迎夕食会の場だったことから、出席者は論争を呼ぶようなストレートな発言は避けたようだ。丁氏は「きちんとした話は明日する」と述べ、韓米日国会議員会議で日本の輸出規制を取り上げる意向を示した。

 日本の代表団は韓国報道陣の質問に言葉少なだったり、取材を拒んだりしたが、韓日間の対話の必要性を強調する姿勢が注目を集めた。

 中川正春衆院議員(無所属)は夕食会後、韓国報道陣の質問に対し韓日間の対話の必要性を取り上げ、遠山清彦衆院議員(公明党)は対話を継続して両国間の対立をある程度収め、解決方法を模索していく作業が必要だと指摘した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190726002200882?section=society-culture/index
聯合ニュース 2019.07.26 15:21

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夕食会を終えて店を出る議員ら=25日、ワシントン(聯合ニュース)