ワールドクラスと言われているが、プロらしい自己管理やファンサービスは失望させる水準だった。
26日夜、韓国人のプライドを深く傷つけたイタリアプロサッカー球団ユベントスと看板スターのクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)のことだ。

ユベントスは「ロナウドが45分以上出場」という契約条件を掲げて韓国に12時間(実際は10時間15分)滞在し、
Kリーグオールスターチームと親善競技をする条件で約35億ウォン(約3億2300万円)を受けた。

しかしロナウドはこの日約束された45分どころか、体も動かさずベンチに座っているだけだった。
ユベントスも失望したファンに謝罪もせず、誠意のない釈明で怒りを買った。

世界最高スターの華麗なプレーを直接見ることができるという期待から最高40万ウォン台の入場チケットを購入した約6万人の観客のうち、
ロナウドの欠場を予想する人は誰もいなかった。ユベントスが遅刻という事態で試合を1時間も遅延させたが、
観客はロナウドが競技場のスクリーンに映し出されるたびに彼の名前を呼びながら声援を送った。

しかしロナウドが試合に全く出場せず、観客と一度も目を合わさないまま競技場を去って行くと、サッカーファンは激しい背信感を感じた。
悪天候と蒸し暑さの中でもロナウドの登場を競技場で何時間も待っていた子どものファンは涙を流したりもした。

ユベントスのマウリツィオ・サッリ監督は試合後の記者会見で「ロナウドは筋肉の状態が良くなかったので昨日(25日)から出場しないことが決まっていた」と述べた。
しかし試合の1時間前に伝えられた出場選手リストにはロナウドが含まれていたというのが国内主催会社側の主張だ。

ロナウド本人もイタリアに帰国するやいなや、SNSに韓国のファンに対する謝罪は一言もなく「家に帰ってきてうれしい」(Nice to back home)
という字幕を付けてランニングマシンで走る映像を載せた。「対国民詐欺」という批判が出ている理由だ。

韓国国民が怒っているのは、ロナウドがファンサイン会をはじめ入国から帰国までの約10時間、約束したすべての公式日程に参加せず、
始終一貫して韓国を無視するような態度を見せたうえ、ユベントスも誠意のある謝罪をせず「(8億ウォン台の)違約金さえ支払えば終わり」という態度で傲慢に対応したからだ。

韓国プロサッカー連盟だけが繰り返し謝罪したが、これで済むことではない。
韓国を欺まんしたユベントスとロナウドに釈明を要求して謝罪を受けなければいけない。

そうでなければ欧州名門スポーツクラブに「韓国は半日だけ立ち寄って金さえ稼げばよい国」と広告するのと同じではないのか。
https://japanese.joins.com/article/050/256050.html?servcode=100&;sectcode=110