【バンコク時事】日本政府が「ホワイト国」からの韓国除外を閣議決定したことを受け、韓国の康京和外相は2日、バンコクで開かれた日中韓3カ国と東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の冒頭、「一方的で恣意(しい)的なやり方だ」と非難した。その上で、日本の決定に「深刻な懸念を抱いている」と表明した。
 これに対し、河野太郎外相は「ASEANの友人からは不満は聞いていない」と日本の輸出管理体制が適切であることを強調。「安全保障上の観点から効果的な輸出管理を維持するのは日本の責任だ」と反論した。

日韓外相は会議冒頭で応酬した。康氏が先に「今朝の日本政府の決定に皆さんの関心を向けてもらわざるを得ない」と切り出し、ホワイト国除外決定を批判した。
 康氏の後に発言の機会が設けられていた河野氏は、「韓国は今後もASEANの友人と同じ扱いを受ける。康外相の不満の元が何か分からない」と日本政府の決定の正当性を訴えた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080200601&;g=pol
時事ドットコム 2019年08月02日13時25分