【ワシントン=横堀裕也】トランプ米大統領は9日、徴用工問題を発端にした日韓対立について、記者団に「日韓は同盟関係にあるはずなのに、ずっと争っている。米国は難しい立場に置かれている。早く関係を改善してほしい」と述べた。米国の安全保障に及ぼす影響も踏まえ、長引く対立にいら立ちを示したものだ。

 一方、トランプ氏は北朝鮮情勢に関し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長から8日に「とても前向きで、とても素晴らしい書簡」を受け取ったことを明らかにした。トランプ氏は「再び首脳会談を開くことになると思う」と語り、4回目の米朝首脳会談の開催に意欲を示した。

 米朝は6月末に板門店(パンムンジョム)で開かれた3回目の首脳会談で、2〜3週間以内の実務者協議再開で一致したが、実現していない。正恩氏は書簡で、5日に始まった米韓合同軍事演習に対する苦言を呈していたという。

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8/10(土) 0:48配信 記事元 讀賣新聞