2019年8月12日、観察者網は、トランプ米大統領が日本と韓国をジョークのネタに用い、安倍晋三首相と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の口まねを披露したと報じた。

記事は米紙ニューヨーク・タイムズの9日付報道を引用。米国内の選挙資金募集イベントに出席したトランプ氏が、韓国に駐留米軍の軍事費用負担増を求めている問題について「韓国に10億米ドル(約1050億円)支払わせるのは、ブルックリンで114ドル13セント(約1万2000円)のアパート家賃を取り立てるより簡単なことだ」と発言したことを紹介した。

トランプ氏はまた「韓国には卓越したテレビ製造技術があり、経済が繁栄しているのに、どうしてわれわれは韓国のために防衛費を負担しなければいけないのか。彼らが費用を払うべきだ」と語るとともに、文大統領が厳しい合意内容に屈服するような口調をまねたという。

記事はさらに、「トランプ氏は文氏の他に安倍氏もジョークの対象とし、日本との関税交渉に言及した際に安倍氏の口まねをした」とも伝えている。

そのうえで、トランプ氏のパフォーマンスに対してネット上では「彼はレイシスト(人種差別主義者)だ」「身の程を全くわきまえていないうえ、ユーモアも欠如している。彼のやっていることは『敵』を貶め、残酷な方式で他人から笑いを取ろうとすることだけ。自身の人気がその風格と魅力にあると考えているようだけど、違う。注目される理由は、恨みや愚昧、民族主義にある」など、批判的な意見が寄せられたと報じた。
Record china
2019年8月13日(火) 11時0分
https://www.recordchina.co.jp/b736764-s0-c10-d0135.html