超党派でつくる日韓議員連盟(額賀福志郎会長)の幹事長を務める河村建夫元官房長官は22日夜、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて「(GSOMIAの)延長をきっかけに今後の日韓関係を正常に戻す努力を続ければいいと思っていたが、極めて遺憾な思いでいっぱいだ」と述べた。

 東京・羽田空港で記者団に答えた。

 日韓議連は、9月に韓国の韓日議員連盟との合同総会を東京都内で開催する予定だ。しかし今回の破棄決定を受け、河村氏は「(合同総会の)開催が難しくなり、延期せざるを得ないという感じがしている」との見解を示した。

 河村氏は「われわれは(韓国との)パイプを切るつもりはなく、話し合いは続けたい」と強調する一方、「今の状況の中で、韓国側と建設的な話し合いができるのかどうか、一抹の不安がある」と指摘した。

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2019年8月22日 23時13分 記事元 産経新聞