日韓関係が悪化する中、今月予定されていた陸上自衛隊と韓国陸軍の幹部候補生同士の交流が、韓国側の申し出で中止になったことが分かりました。

 防衛省によりますと、陸上自衛隊と韓国陸軍は年に1度、信頼関係の醸成を図るため幹部候補生の交流事業を行っていて、今年は今月末に韓国側が日本を訪れる予定でした。

 しかし、去年12月のレーダー照射問題など日韓関係が悪化する中、これまでに韓国側から今年の派遣は中止するとの申し出があったということです。

 23日は韓国側が軍事機密を共有するための協定「GSOMIA(ジーソミア)」の破棄を日本側に通告していて、防衛省幹部からは「日韓の防衛交流はますます難しくなっていく」と、安全保障への影響を懸念する声も上がっています。(24日12:02)

TBS
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