日韓関係の悪化で訪日韓国人観光客が減少する中、韓国で観光相会談が開かれました。その韓国では、不正疑惑が報じられている文在寅（ムン・ジェイン）大統領の側近の聴聞会が中止される可能性が高いと報じられています。

　「生産的な会議になるよう最善を尽くします」（韓国 朴良雨 文化体育観光相）

　３０日午後に行われた石井国土交通大臣と韓国の朴良雨（パク・ヤンウ）文化体育観光相の会談。観光交流の重要性を確認し、課題を打開するために両国が努力することで一致したということです。

　こうした中、韓国の最新の世論調査で、文在寅大統領を「支持しない」と答えた人が４９％と、２週続けて「不支持」が「支持」を上回りました。支持率低下に影響しているとみられるのが、側近で次の法相に内定しているチョ・グク氏の数々の不正疑惑です。

　「毎日毎日、国民に叱られて、つらい気持ちで人生を振り返っています」（次期法相に内定 チョ・グク氏）

　韓国国会では、来週、チョ氏の適性を審査する「人事聴聞会」が予定されていますが、韓国メディアは、野党側の反発で調整が難航していて、聴聞会は中止される可能性が高いと報じています。チョ氏の疑惑をめぐって加熱する世論に、文大統領の息子は・・・

　「（法相）候補者の子どもまで検証しなければならないことは理解する。しかし、その過程で子どもの実力と努力が信頼されなくなるのは問題だ」（文大統領の息子）

　このメッセージの投稿後、文大統領の息子の名前が韓国の検索ランキングで一時、１位となるなど、文大統領とチョ氏をめぐる波紋がますます広がっています。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3764740.html
TBS NEWS 2019年8月30日(金)

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