(東京 2日 中央社)来年1月に台湾で総統選が実施されるのを前に、再選を目指す民進党現職の蔡英文氏を支持する「日本 蔡英文総統後援会」の成立大会が1日夜、東京都内で開かれた。蔡氏はビデオメッセージで、「圧力があっても屈しない、支持を得ても無鉄砲にならない。これが蔡英文のスタイル」と述べ、大きな圧力があっても台湾は持ちこたえられると自信を示した。 

後援会は関東在住の台湾人団体が設立。全日本台湾連合会会長でもある趙中正氏が会長を務める。会場には拓殖大前総長の渡辺利夫氏や金美齢・元国策顧問、八王子台湾友好交流協会理事長の黒須隆一・前八王子市長、台北駐日経済文化代表処の蔡明耀副代表を始め、在日台湾人団体や親台派団体のメンバーら計400人が駆け付けた。 

蔡氏に代わって出席した陳菊・総統府秘書長(官房長官)は、蔡氏を「怖いもの知らず」な総統だと形容し、年金改革や移行期の正義など以前の総統が成し遂げられなかった改革を行っていると紹介。外交や安全保障の面では日米両政府との連携を保ち、台湾の永続的発展を確保していく姿勢を示した。また、在日台湾人に対し、来年1月11日の投票日に台湾で投票を行うよう呼び掛けた。 

趙会長は、来年の総統選は台湾の自由や民主主義を守る選挙だと言及。蔡氏以外の候補が当選すれば、台湾は中国の影響を受ける可能性が極めて高いとし、非常に危険だと述べた。 

先月31日には、大阪の在日台湾人団体によって、蔡氏の再選を応援する後援会の創立大会が開かれた。 

(楊明珠/編集:名切千絵)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201909020004.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/09/02 19:04

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だるまの目入れを行う陳菊氏