2019年9月11日、韓国・SBSによると、韓国政府が日本の輸出規制強化措置は不当だとして、世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表した。

今回の提訴は、日本が7月4日から半導体やディスプレイの製造に使われるフッ化水素など3品目の輸出を制限していることに対する措置。

記事によると、兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は11日午前に会見を開き、「日本の輸出制限措置は韓国最高裁の強制徴用判決をめぐる政治的動機により行われた」とし「WTOの根本原則である処罰禁止義務に反する」と主張した。

今後、韓国政府が2国間協議を要請する書簡を日本とWTO事務局に送付すれば、WTO提訴の手続きが開始される。

これに韓国のネットユーザーからは「克日のための政府の措置なら全て応援する」「必ず勝訴してほしい」「日本にも米国にも言うべきことを堂々と言える政府は初めて。うれしい」「不買運動など感情的な戦いは国民がする。政府は原則に沿って冷静に対応してほしい」など支持する声が多数上がっている。

一方で「韓国政府も反日感情を政治に利用しているけどね」「高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に報復した中国には何も言えなかったのに」「原因を解決せずに提訴?。対立が深まるほど国益が失われるだけだ」などと指摘する声も上がっている。
Record china
2019年9月11日(水) 14時10分
https://www.recordchina.co.jp/b741356-s0-c10-d0058.html