以下が判決内容。
ttps://www.wto.org/english/tratop_e/dispu_e/504abr_conc_e.pdf

流し読みだけど全文読んだ。
誤読がなければ、9割以上日本側の主張が認められた形にしか見えない。

詳細は省くけど、ほとんどの項目は「日本側の主張がDSU(WTO協定)に合致する判決に誤りがなかったことを認める」、
または「日本側の主張がDSU(WTO協定)に合致しない判決に誤りがあったことを認める」となってる。
少なくとも日本の主張(Japan's claim)は1〜10まで書かれてて、それは"すべて"日本の主張を認める形になってる。
認めてないのはそれ以外の部分がいくつか。

特に、10番目の主張(Japan's claim 10)の内容が「韓国に『重要な事実』の『開示』を求めるもの」(disclosure of essential facts)で、
この主張が認められたことが一番大きな判決理由になってる。
要するに、韓国側は「重要な事実を開示する資料を提示していないから、WTOには正確な判断を下せないらしい。
ただ、少なくとも資料の未提出は「ダンピング防止協定 6条9項」(資料開示を主旨とするらしい)に違反する。
そして、これだけが決め手というわけではないけど、最終文で以下のように韓国側の「ダンピング防止協定」の違反が明言されてる。
"The Appellate Body recommends that the DSB request Korea to bring its measures found in this Report,
and in the Panel Report as modified by this Report,
to be inconsistent with the Anti-Dumping Agreement,
into conformity with its obligations under that Agreement."

韓国側の言ってる勝訴の根拠が判決内容からはさっぱり分からないし、結論でも韓国の「ダンピング防止協定」が明記され、しかも協定の順守を命令されてるわけで、
個人的には日本の完全勝訴にしか見えないです。