中国メディア・環球時報の20日付の報道によると、韓国で放送されていたユニクロのCMに「慰安婦を侮辱している」との声が上がり、放送中止に追い込まれた。

環球時報は韓国・聯合ニュースの報道を引用。問題のCMでは、若い女性が高齢の女性に「あなたが私ぐらいの年のころはどんな服を着ていたの?」と尋ね、高齢女性が「そんなに遠い昔のこと覚えてないわよ」と答えている。しかし、CMに付けられた韓国語の字幕が「80年以上前のことは覚えていない」と記されていたことから、日本による植民地統治時代や慰安婦問題について皮肉っているとの批判の声が韓国の視聴者から上がったという。

ユニクロはこれについて「事実と異なる」と反論していたものの、反対の声が強まったことを受け、放送中止を決定した。

今回の騒動を中国のネットユーザーはどう見ているのか。環球時報の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントの関連の投稿には、「考えすぎ」「これは言いがかりでしょ」「韓国人は敏感すぎる(笑)」「これはちょっと無理があるだろう。ハートが弱い国だな」「80年前の韓国人がみんな慰安婦だったわけじゃあるまいし」「これも慰安婦に絡められるなんて、心が紙っぺらでできてる(ほどもろい)んじゃないか」など、韓国人の解釈を疑問視するコメントが相次いで寄せられている。

また、CMに出演しているのがいずれもアジア系の女性ではないことから、「これでも韓国を侮辱したことになるのか?」との声も上がっており、韓国とはかなりの温度差があるようだ。
Record china
2019年10月21日(月) 11時0分
https://www.recordchina.co.jp/b753686-s0-c30-d0052.html