2019年10月25日、韓国・国民日報によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「私ほど国民に愛された政治家は、そういないのでは」と述べた。

記事によると、文大統領は同日、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)で記者団との懇談会を開催。その席で「最近いろいろと困難はあるが、私ほど国民に愛された政治家はそういないのではないか」と述べ、「それは全面的に記者の皆さんのおかげだと思っている」と感謝の言葉を伝えたという。また「メディアが政権に力を与え、温かい批判もし、文在寅政権の成功に向けた大切なパートナーの役割を担ってくれている」との考えを示し、「任期半ばを過ぎたが、残り半分もこれまでと変わらぬことを願う」とも話したという。

その他「立法、行政、司法の三権にメディアが加わった四権が国を動かす」「これまでももちろん、国の発展に四領域の大きな寄与があった。メディアには、三権のような現実的な権力はないが、真実が最も大きな力になる」となどと述べ、「今はメディアが真実を伝えることを邪魔する権力はなく、存分に真実を明らかにすることができるようになったが、果たして私たちは真実をバランスを持って伝えているのか、自らを省察する努力が必要だ」とも呼び掛けたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「愛してます、大統領」「いつも応援してます。尊敬してます!」などの応援の声も上がっているものの、多くのコメントは「笑える」「ちょっとおかしいんじゃないの」「本気で国が心配になる」「本人がフェイクニュースを作ってるよ(笑)」「本当にそう思ってるんなら、かなり深刻な状態じゃない?」「国民から愛されてるんじゃなくて、支持者の熱狂が過去最高レベルなんでしょ」「国民ときちんと疎通できている大統領なら、国民がここまで分裂しているというのに、愛されてるなんて言葉は出てこないんじゃないか?」など、批判的な内容となっている。
Record china
2019年10月29日(火) 13時0分
https://www.recordchina.co.jp/b755486-s0-c10-d0144.html