(台北中央社)中国が4日、台湾人に中国人と「同等」の待遇を与えるとする26項目の優遇策を発表したことを受け、呉ショウ燮外交部長(外相)は同日、外交部(外務省)のツイッターに「何項目もあるように見えるが、台湾に『一国二制度』は必要ないので、本当にお気遣いなく」と簡体字で書き込み反発した。(ショウ=金へんにりっとう)

来年1月に実施される総統・立法委員(国会議員)選を前にした同策の発表に、総統府は選挙干渉だと指摘。強い警戒感を示している。

ツイッターでこれまで中国への批判を展開してきた呉部長。この日のツイートには、「あなた方の人民にもう少し自由を与えるのも悪くないよ!」という皮肉の言葉も添えられた。

26項目には、中国の在外公館で台湾人の領事保護や渡航文書の申請を受け付けると明記されたものもある。これに対し、対中政策を担当する大陸委員会は、台湾に対する管轄権の行使という偽りのイメージを植え付けようとするものだと強く批判した。

(顧セン、沈朋達/編集:楊千慧)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201911050002.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/11/05 13:14

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呉外交部長

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