(台北中央社)蔡英文総統は14日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所代表(大使に相当)に1日付で着任した泉裕泰氏と台北市の総統府で面会した。蔡総統は、経済面における両国の密接なパートナー関係を強調し、世界経済が低迷を続ける今こそ双方が台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)参加について話し合う良い機会だとの認識を示した。

蔡総統は、台湾と米国が2015年に締結した「グローバル協力訓練枠組み」(GCTF)覚書関連の国際ワークショップに今年3月から日本が加わったことや、台湾の外交関係の安定を目指して米国と先月初めて共催した「太平洋対話」に日本の代表が参加した例を挙げ、台日間の交流は過去3年余りでますます密接になっているとした。また、台日貿易総額が台湾から見て日本が第3位、日本から見て台湾が第4位であるとして経済的なつながりの強さもアピールした。

その上で、台日関係は泉氏の着任によりさらなる発展が見込めるとの考えを示し、台湾のTPP参加は日本にとっても海外市場の開拓などに役立つとして、双方が力を合わせて実現を目指すことに期待した。

(游凱翔/編集:塚越西穂)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201911140007.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/11/14 18:55

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泉裕泰代表(左)と蔡英文総統(右)