(台北中央社)在台香港人団体や台湾の市民団体らは15日、台北市内で共同記者会見を開き、反政府デモが続く香港情勢への関心を各界に呼び掛けた。警察とデモ隊の衝突激化によって留学先の香港から一時帰国した台湾人女子学生は、「香港では投票を通じて全体主義にノーを言うことができない」とし、台湾の人々に対し「台湾がやっとのことで手にした民主主義と自由を投票によって守ろう」と訴えた。

警察とデモ隊の激しい衝突が起こった香港中文大で客員助教授を務める台湾の学者、陳文珊氏は、香港の学生が学業を諦めないといけない状況に追い込まれている現状を説明し、台湾の学者が世界と協力し、人道的介入を行うよう政府に圧力をかける必要性を唱えた。

教育部(教育省)によると、15日午前10時半現在、香港の大学に在籍する台湾人学生1021人のうち、半数以上の542人が台湾に帰国したという。

(繆宗翰、陳至中/編集:名切千絵)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201911150006.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/11/15 18:20

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投票で台湾の民主主義を守ろうと訴える女子学生