【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は6日、2019年の韓国に対する海外直接投資(FDI)は233億ドル(約2兆5180億円、申告額ベース)で、歴代2位の実績を記録したと発表した。実行ベースでは128億ドルで4位。

過去最高を記録した18年の269億ドル(申告額ベース)に比べて13.3%減少した。実行ベースでの投資額は26.0%減だった。

 産業通商資源部は「15年から5年連続で海外企業が毎年200億ドル以上を投資しており、海外直接投資200億ドル台の基調が安定段階に入った」と評価した。

 昨年上半期は米中貿易摩擦、世界的な投資需要減などの悪条件の中、法人税減免措置の終了により海外投資家の対韓投資は様子見ムードだったが、下半期に入り現金支援の増額を活用して政府と地方自治体が積極的な投資誘致に乗り出し、上昇傾向に転じた。

 国別では米国の申告額が68億4000万ドルで前年比16.4%増加した一方、実行は13億5000万ドルで64.6%減少した。

 欧州連合(EU)は申告額が71億3000万ドルで20.1%減少し、実行は69億9000万ドルで27.7%増加した。

 日本は申告額が9.9%増の14億3000万ドル、実行は0.6%減の10億3000万ドル。

 中国は申告額(9億8000万ドル)が64.2%減少し、実行(1億9000万ドル)も76.2%減少した。

 類型別では韓国に直接工場を建設するグリーンフィールド型の申告額が159億1000万ドルで20.5%減、実行は61億1000万ドルで49.3%減少した。

 M&A(合併・買収)型は申告額が74億2000万ドルで7.6%増、実行は66億7000万ドルで27.8%増加した。

 今年の海外からの直接投資はプラス要因とマイナス要因の両方が存在し、昨年と同水準を維持する見通し。韓国政府は先端素材、部品、装備(装置や設備)分野や先端技術投資のための現金支援を拡大するなど、先端業種の誘致を強化する方針だ。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20200106003200882?section=economy/index
聯合ニュース 2020.01.06 16:47