(台北中央社)最大野党・国民党の総統候補、韓国瑜氏が受けたテレビでのインタビューが6日夜放送された。韓氏は参謀総長ら8人の犠牲者を出した軍用ヘリ墜落事故に絡み「国運に恵まれていない」「台湾は邪気に取りつかれたのか」などと述べ物議を醸したことについて、自身の発言の文脈から台湾への憂慮を示して話した内容であることは分かるはずだと釈明した。

韓氏は11日投開票の総統選に向け北部・桃園で5日に開いた選挙集会で軍用ヘリの事故に言及。続けて「(台湾は)国運に恵まれていない」などと述べた。これに対し国防部(国防省)は選挙で国軍を利用すべきではないとの立場を示し、韓氏の発言は殉職者に対する冒涜(ぼうとく)だと批判した。

韓氏は、選挙集会での発言は台湾の経済が失速し、周囲の国々にも相手にされていないことを訴えた上で発したものだったとインタビューで説明。台湾には近年、閉塞感が充満していると指摘し、多くの人が未来への不安を抱えているなどとの見解を示した。

今回の発言は国軍を二重に傷つけることにならないかと司会者から問われると、全くそのようなことはないと言い切った。

(王承中/編集:楊千慧)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202001070001.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/01/07 13:44

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囲み取材に応じる韓国瑜氏=資料写真

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