【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、青瓦台(大統領府)で行った年頭記者会見で、在韓米軍駐留経費の負担を巡る韓米間の協議と関連して「韓国としてはこれまでの交渉の枠内で合理的、公平な分担が行われなければならない(と考える)」と述べた。

文大統領は米国との協議で進展があったものの、まだ韓米間の意見に大きな隔たりがあると説明。「合理的で公平な分担が行われれば国民も同意できる。国会の同意も得なければならないが、その線を守ってこそ同意を得られる」との考えを示した。

 その上で「米国との間で次第に理解の幅が広がり、隔たりが狭まっており、早期に妥結できるよう最善を尽くす」と述べた。

 米国が要請するイラン近海のホルムズ海峡への韓国軍派遣問題については「最も重要なのは現地企業と在外国民の安全問題だ」とし、原油供給やエネルギーの輸送問題にも関心を持たなければならないとした。

 また、韓米同盟やイランとの外交関係について、総合的に考慮して現実的な方策を模索するとの考えを示した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20200114002800882?section=news
聯合ニュース 2020.01.14 12:38