韓国1位の航空会社である大韓航空が昨年10−12月期に赤字に転落したと推定される。大韓航空は昨年7−9月期に韓国系航空会社で唯一営業利益を出した。昨年10−12月期に韓国系航空会社が最悪の業績となったと推定される中で最近の新型コロナウイルスによる新型肺炎まで加わり今年の業績見通しも暗いという分析が出ている。

27日の航空業界によると、大韓航空とアシアナ航空の大手航空会社2社とチェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空、エアプサンの格安航空会社(LCC)4社が今週から来月中旬にかけて昨年10−12月期の業績を相次ぎ発表する。

航空業界と証券業界では航空会社9社のいずれも昨年10−12月期に赤字を記録したとみている。市場情報提供会社Fnガイドによると、昨年10−12月期の航空会社別営業損失は、証券会社推定値平均でアシアナ航空が893億ウォンで最も多く、チェジュ航空も408億ウォンの大幅な営業損失を出したと推定される。

昨年7−9月期に韓国系航空会社で唯一1179億ウォンの営業利益を記録した大韓航空も10−12月期には赤字に転落するものと証券業界は予想している。証券会社は300億ウォン前後の営業損失を出したと推定している。ハナ金融投資のパク・ソンボン研究員は「日本と香港路線の需要不振、東南アジアと中国路線の競争激化により大韓航空も赤字に転落しただろう」と説明した。

大韓航空子会社のジンエアーの305億ウォンをはじめ、ティーウェイ航空が254億ウォン、エアプサンが259億ウォンと営業損失を避けられないものと推定された。未上場会社であるイースター航空とエアソウル、フライ江原(カンウォン)は四半期業績を発表していないが、業界ではこれら企業も赤字を出したとみている。

今年に入り新型肺炎問題まで加わり航空業界の心配はさらに深まっている。仁川(インチョン)〜武漢路線を週4便運航していた大韓航空は24日から31日まで該当路線の運航を中断し、ティーウェイ航空も21日に新規就航予定だった仁川〜武漢路線を暫定中断した。

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2020.01.28 09:07