H2Aの固体ロケットブースター(「SRB-A」)は、
CFRP筐体の製造過程で米国からのライセンスを受けましたが、
H3の「SRB-3」では、日本が独自技術開発を行い、
ライセンス料が不要になります。

他に、SRB自体に方向制御機能を設けないこと(メインエンジンLE-9で制御する)や、
ロケットコアとの接合方法を簡素化したことで、
コストが大きく削減されます。

H3は、あらゆる部分でH2A当時と比べて30年分の技術進化が注ぎ込まれているのですよ。
つい先日、メインエンジンLE-9の3機同時(クラスタ)燃焼試験が成功したばかりです。
新型ロケット開発は終盤戦に入っています。