【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は17日、国内で29番目に新型コロナウイルス感染が確認された80代男性の60代の妻も感染が確認されたと発表した。30番目の感染確認者となる。夫婦の感染経路は特定されていない。韓国でこうした患者が出るのは初めて。
 
 30人目の患者は夫の感染が確認された後にウイルス検査を受け、陽性反応が出た。現在は国指定の入院治療病床があるソウル市内の大学病院に入院させる隔離措置が取られている。前日まで特に症状はなかったという。

 夫である29人目の患者は、15日午前に心筋梗塞が疑われる胸の痛みを訴え、地元の医院を経て大型病院の救急外来を受診した。中央防疫対策本部は16日に感染が確認されたと発表した。

 夫婦とも中国を含め感染リスクがある海外への渡航歴がなく、別の感染者との接触も確認されていない。感染経路が特定されない患者が発生したことから、各地での感染拡大に対する懸念が強まっており、防疫当局は状況を注視している。

 一方、これまでに感染が確認された30人のうち、9人(1、2、3、4、7、8、11、17,22人目の感染者)が完治して退院した。隔離措置が解除されるには、症状がなくなった後、24時間間隔でウイルス検査を2回受けて、両方とも陰性でなければならない。

 感染者以外にウイルス検査を受けた人は延べ8141人に上る。このうち7733人が陰性、残り408人は現在検査中だ。

聯合ニュース
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020021780092

2020/02/17 11:27