日本の検査方法は、サンプルをとってそれを電気泳動法によって検査する方法です
より正確にはパルスフィールド電気泳動法といいまして、ゲル状の溶媒の中に試料を投入し電場をかけることで核酸を移動させます
検出される核酸(この場合RNA)のパターンはその病原体固有のものでして、これをこれまで得られたパターンと比較検討してほかに複数検査を併用して病原体を同定するわけです
ただしこれをやるには専用の装置とそれなりの時間がかかるため、これまでは一気に大量の検査を行える体制にありませんでした
それこそ保健所や専門機関総動員で1日300件とかそこらだったのです。最初は。
現在はクルーズ船対応のために緊急拡充が行われて1日3000件でも余裕らしいですけど

これに対してインフルエンザの簡易検査などで用いられるのは、いわゆる抗原抗体反応を用いて特定のウィルスのみに反応する試薬を用いて数分程度で結果をみる方法ですね
どうも韓国ではこの抗原抗体反応を用いた検査を世界でも初期に実施して高い成果を挙げていた――といっているのですが、真偽は不明でした
それを聞いたWHOが「なにそれデータちょうだい。すごいね」といっていたのを聞いて「我々の科学技術の勝利。日本はブザマ」と喜んでいたのですな
現在の状況をみるに…SARSと似た型だからと何か流用してない?という疑惑もありますけどみなまで言いますまい
たぶん現在は、電気泳動法による検査に切り替えているのではと思われます

なにしろ、アメリカCDCいわく「3月頃から簡易検査キット量産開始予定」とされてますので

日韓の検査方法の違い、らしい