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▲光州(クァンジュ)ギャラリー、センガクサンジャで翌月30日まで開かれる3・1記念日101周年企画展示「二つの旗」展示場。左側の図がパク・コン氏の「二つの旗」だ。ギャラリー提供
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▲「二つの旗」展に展示されたホン・ソンダム氏の「ナベがアベを産んで」。ギャラリー提供

東京オリンピックの応援で旭日旗使用を許した日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)を批判する展示会が光州(クァンジュ)で開かれる。

光州広域市、東欧「ギャラリー、センガクサンジャ(考え箱?)」で翌月30日まで3・1記念日101周年記念展示「二つの旗」が開催される。展示の主題「二つの旗」は20世紀始め、広がった反倫理的な国家犯罪を象徴する日本戦犯旗である「旭日旗」とドイツ ナチスの旗であるハーケンクロイツを意味する。

この展示は来る7月開かれる予定の東京オリンピックで旭日旗応援が問題ないと判断した日本政府と国際オリンピック委員会に対する批判から出発した。普段は社会性があらわれる作品活動をしてきた制作者らは2020東京パラリンピック(障害者オリンピック)メダルの形が旭日旗を連想させ、また衣類や漫画などあちこちに旭日旗を使っている姿勢を指摘する。

参加したのはコ・グンホ、キム・ムンソン、リュ・ポムヨル、パク・コン(以下略)など絵画、ポップアート、音楽など各分野の芸術家14人だ。

コ・グンホ氏はアベ日本総理の模型に赤い色のクギやはさみなどをさした設置作品「ブーメラン」を通じて現在日本の右傾化思想が後日の脅威になるという警告を入れた。

パク・ジェドン氏の絵画「旭日旗」は背中に刃物がささったまま倒れた少女を旭日旗の中に入れて描いて慰安婦被害者の痛みと反省のない日本を批判している。

ホン・ソンダム氏が描いた「ナベがアベを産んで」はミケランジェロの「天地創造」をまねてアベ政権に友好的と指摘される一部保守政治家を皮肉った。

チュホン氏はオリンピック五輪旗を核廃棄物危険表示、旭日旗、骸骨などで表現した「2020東京旭日旗」作品をリリースする。同氏はコロナの余波が落ち着けば旭日旗廃棄パフォーマンスを広げて「旭日旗追放運動」を展開する計画だ。

展示を企画したチュホン氏は「国際オリンピック委員会など西洋人は過去の日本の犯罪に関心がなく、旭日旗もまた批判の意識なしに受け入れている。今回の展示は旭日旗がナチ旗と同じ戦犯旗であり大量虐殺を象徴する旗という事実を知らせるために用意した」と話した。

キム・ヨンヒ記者

ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)旭日旗の犯罪性告発する‘二つの旗’展
http://www.hani.co.kr/arti/area/honam/931343.html