チョ・グク元法務部長官の妻で、ファンド・入試不正事件で逮捕、起訴されているチョン・ギョンシム東洋大教授は11日、ソウル中央地裁での後半で、「電子足輪も甘受する」と述べ、保釈を訴えた。判事が交代し、チョン氏の保釈に関する尋問手続きが再び行われた形だ。

 チョン被告は「自分は体調が良くない。新型コロナウイルスで裁判が延期された間、参考人とされる大学教授という人物らの調書を読んだが、その陳述と2007−10年の記憶は食い違う」と主張した上で、「あさってで60歳になる。とてもつらい状況で、体も悪い。13年前の記憶を思い出さなければならない。保釈を認めてくれれば、電子足輪などあらゆる条件を受け入れる」と発言した。

 チョン被告の弁護人は、被告が検察の家宅捜索に先立ち、東洋大の事務室にあるパソコンを搬出したことについて、「多くの記者がいる状況で家ではパソコンを見られず、ホテルのような静かな場所で見ようとしただけで、証拠隠滅の意図はなかった」と主張した。しかし、チョン被告は資産管理人のキム・ギョンロク氏を通じ、自宅のパソコンのハードディスクを交換している。検察は証拠隠滅を理由に保釈に反対した。

ヤン・ウンギョン記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/03/12 15:31