2020-03-13 10:35
https://www.yna.co.kr/view/AKR20200313069300008

新種コロナウイルス感染症(コロナ19)の恐怖がグローバル金融市場を強打した13日午前、国内金融市場では株式、債券、韓国ウォンの価値が一斉に下落する『トリプル弱勢』現象が現れた。

この日午前10時15分現在、KOSPIは前取引日より126.16ポイント(6.88%)落ちた1708.17を示した。

指数は前場より111.65ポイント(6.09%)落ちた1722.68から出発して下げ幅を伸ばした。取引のあいだ一時8%以上下落して1684.56まで落ちた。

有価証券市場では外国人が3883億ウォン分を売り越して指数の下落を導いている。同じ時刻、KOSDAQ指数は44.47ポイント(7.89%)落ちた519.02を示した。

KOSPIとKOSDAQ指数は開場直後から同伴暴落して市場売買の取引が一時中断された。KOSDAQ市場には1段階サーキットブレーカーとサイドカーが、有価証券市場にサイドカーがそれぞれ発動された。

ウォン/ドル為替レートは急騰した。この日ソウル外国為替市場で午前10時15分現在、ウォン/ドル為替レートは前日終値より18.4ウォン上がった1ドル当たり1224.8ウォンに形成された。

場中記録では2016年3月3日(1227.0ウォン)以降4年ぶりの最高だ。

債券金利も急騰(債券価格の急落)した。

この日午前10時15分現在、ソウル債券市場で3年満期国債の金利は前取引日より10.7bp(1bp=0.01%ポイント)上昇した年1.157%を記録した。

10年物は年1.537%で16.2bp急騰して、20年物と30年物はそれぞれ17.0bp上昇、12.7bp上昇した年1.597%と年1.559%を記録した。

安全資産に分類される債券は一般的に株価指数が下落した際に価値が上がるが、金融市場全体が『パニック』に陥れば価値が下落する。

同様に安全資産である金の価格も下落傾向だ。この日10時基準のKRX金市場で1kgの金現物の1g当たりの価格は前取引日より2.22%落ちた6万2000ウォンで取り引きされた。

コロナ19パンデミック(世界的な大流行)の恐怖が全世界を襲って、12日(現地時間)アメリカとヨーロッパの証券市場は10%前後に下落した。

この日ドナルド・トランプ米大統領が出したコロナ19対応の措置は逆に市場の不安を大きくして、ヨーロッパ中央銀行(ECB)が発表した市場浮揚作策にも投資家たちは失望した。

市場ではアメリカ・ニューヨーク証券市場120年の歴史で最も衝撃的な事件である1987年の『ブラックマンデー』以降で最悪の一日という評価が出ている。