新型コロナウイルス感染症対策の一環で、日本政府が韓国からの入国を大幅に制限した措置をめぐり、日韓の主張が対立している。今回の措置で日本は「事前に通報した」とする一方、韓国は「一方的に発表した」と批判。両政府のすれ違いはなぜ起きたのか。

 「我が国の考え方や措置の内容は外交ルートで韓国側に事前通報を行い、発表後も丁寧に説明した」。菅義偉官房長官は9日の記者会見で、こう強調した。

 安倍晋三首相が新型コロナウイルス感染症対策本部で、中国、韓国からの入国者の2週間待機などの入国制限措置を表明したのは、5日午後7時ごろ。日本外務省幹部によると、その約2時間半前、外務省側から在日韓国大使館の担当公使に電話し、事前通報を行ったとしている。

https://www.asahi.com/articles/ASN3D6VJDN3DUTFK00F.html
事前通報「した」「なかった」 入国制限、すれ違う日韓


https://www.asahi.com/articles/DA3S14402463.html
入国制限の強化、日韓の主張対立 事前通報の有無で
2020/3/14 5:00